加工場の様子 ❷
朝夕めっきり寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回、虹梁(こうりょう)の作製している加工場をご紹介しましたが、現在は、破風(はふ)と懸魚(げぎょ)の製作中をしています。
破風(はふ)とは・・・屋根の妻側部分に取り付けられた板のことをいいます。
懸魚(げぎょ)とは・・・木造建築を火災から守る為に、水に縁のある魚を形にしたものをお守りとして懸けたのが始まりだそうです。
←棟梁が、右半分の下絵を描いていました。
右側の方に描かれているヒラヒラしたものは、“鰭”といいます。
この部分に、魚が彫られている珍しいものもあります。
やはり、間近で目にするとかなりの大きさに、びっくりします。
クレーンで吊りあげて、取付けられます。
左から、東福寺(京都) ・ 鶴岡八幡宮(鎌倉) ・ 旧物産陳列所(奈良)
懸魚をよ~くみますと、ハートの形があるのを多く見かけます。とってもかわいいのですが。
実は、猪の目をモチーフとしたものだそうで、“ いのめげぎょ ”と呼ばれています。
他にも、貝頭や梅鉢など、いろいろなものをモチーフにしたものがありますよ。
仕事ぶりをみてみたいな~とか、聞いてみたいことがあるんだけどな~
など、少しでもご興味ございましたら、ぜひ一度覗きに来てみてくださいね。
男前宮大工衆が、お待ちしております<(_ _)>