塀の改修工事
古くから住宅の塀として使用されていた大谷石。優しい風合いで和風のお庭によく合います。
しかし長年の風雨による影響で、表面が剥がれはじめ、『塀を作り替えたい』とのご意向で改修工事のご相談をいただきました。
新しい塀としてご提案したのは頭に伏間瓦をのせたブロック塀。
お庭の土留めとしての役割も必要だったので、強度があり擁壁として使われる型枠ブロックを使用しました。
門廻りの塀の足元は洗い出し仕上げです。ブロック部分は吹付け塗装の仕上げを施しました。
大谷石の塀を解体するにあたり、塀の脇に植えてある庭木は造園屋さんに一時的に移植してもらい、新しい塀の完成後に庭木を元にもどしてもらいました。
移植に適した季節があることから工事を1期工事、2期工事と分けて行い、ご相談をいただいてから完成までに1年以上を要しました。
長い間お待たせして完成した新しい塀。頑丈で、かつ品よく愛着のあるお庭と調和しています。