白木建設株式会社


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SDGsの極み 手刻み&総ひのき

CATEGORY
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DATE
2022.08.15

4月から7月にかけて、3件の住宅を棟上げさせていただきました。

皆さんもご存じのとおり、昨年からのウッドショックにより、木材が不足し価格が上昇しました。
今年に入り、流通するようになりました(木材不足ではない)が、依然、価格は高止まりのままです。

3件のうち2件のお施主様は、工期に拘らない(長くても可)、手刻み加工(プレカット加工ではない)、
構造材の総ひのきをご希望されました。
そこで、弊社の製材による丸太からの天然乾燥を経て、大工による手刻みをご提案し、ご了解を頂きました。

土台、柱はもちろんのこと、桁・梁・たるき・母屋に至るまで、すべて桧材にて納めさせていただきました。

7月上棟の現場は、区画整理事業地内で新築ラッシュです。
廻りの物件は、半日から1日で建て方が終わりますが、当社は4日間を要しました(建坪も大きいですが)。

7月末の暑い日が続く中、熱中症対策を十分とりながら、無事に棟上げを終えることが出来ました。

時代に抗いながらの手刻み加工を施工していましたが、コスト面や工期において徐々に少なくなりました。
しかしながら、昨年から少しづづ、手刻みをご理解いただけるようになりました。

SDGsが叫ばれるこの頃、地元の材木を使用することはもちろん、
雇用面でも地元の製材所で製材し、地元の工務店(大工)で加工施工することは、
技術継承、地元経済のために大切なことではないでしょうか。