六社神社 本社殿造営 その2
先週に引き続いて六社神社本殿の様子をお届けします。
本日は屋根にクローズアップ。
よく社寺建築で見ることのできる二軒(ふたのき)。普段は見上げるばかりの垂木も、足場のかかっている今なら上から見下ろせます。
……撮影タイミングの都合上、すでに飛檐垂木が裏板で隠れてしまっていますが。
飛檐垂木は先に取り付けられている地垂木よりも角度が浅く、この勾配の違いから独特の美しい屋根の反りが生まれるのです。
棟から軒にかけて、垂木の角度が違っているのがわかりますね。
化粧裏板を貼って、その上に桔木が乗って母屋が乗って。段々最終的な屋根の形が見えてきました。
この上に野地板とそれを乗せる垂木、さらに板金が張られて屋根が出来上がります。