こだわり民泊
先日門の仮組をご紹介した民泊、その現地である三重県の桑名市へ行ってきました。
入口を覗けば例の門!待ち遠である暇もなくもう建ってましたね。数日ぶりのご対面です。
柱も立派で華奢な訳でもないのに、建物の落ち着いた色合いと合わさってどこかスマートな印象を受けます。
後から聞いた話によると、通常作る門より少し軒を浅くしているようです。建物という大きな物の中で、僅かな違いによりもたらされるイメージ変化。それを実感するのはちょと怖いですが、大変勉強になります。
門をくぐって中を拝見。お邪魔します。
初めに目に入るこちらの部屋の椅子は、一昔前の診療所のもの。家具の色と壁の色とがなんだかお揃いみたいです。
お洒落であまり見かけない家具が多いなぁ、と呑気に思っていたら、家具調度のほとんどはお施主様が自ら購入したものなんだとか。フランスやアメリカなど、海外から輸入されたものも沢山。そのため間取りに合わせて建具を買うのではなく、建具に合わせて間取りが考えられているんだそうで。
庭を臨むお部屋。
職人さんが仕上げた敷居と床の取り合い部は綺麗な一直線を描いています。スタイリッシュな空間ではこういった端々の美しさが特に光りますね。
床の間に飾られているのは、お施主様が昔の建具をリメイクしたもの。柔軟な発想力に逐一感嘆してしまいます。
廊下の照明や扉も可愛い!
お洒落なアンティーク調の家具類は、何故に漆喰の壁や網代の戸にこうもよく似合うのか。和洋折衷が織りなす不思議な魅力で溢れています。
二階部分は絶賛工事中。案内とともに今後の計画を聞かせていただきました。
高い梁をそのまま見せる意匠の予定だそうです。作業が難しく、大工さんが一生懸命工夫されていました。どのように仕上がるのでしょうか。
いつもと異なる刺激におなか一杯。こだわりを沢山享受することのできた現場でした。
こちらの民泊は6月21日にオープン予定です。桑名付近に御用の方はぜひぜひ足を運んでみてください~!
https://www.instagram.com/shirakikk/