鐘楼のお引越し
一宮市のお寺で鐘楼の曳家(ひきや)工事を行いました。
曳くのは重さ約20トンの総ケヤキの鐘楼。二重垂木の立派なつくりで、貫禄があります。
鐘楼の曳家は滅多に見ることのできない工事です。貴重な体験にワクワクが止まりません。
枕木を組んだ台の上にレールを設置。このレールに沿って、ローラーに乗せられた鐘楼が移動します。
頭の重たい鐘楼は転びやすく、少しでもバランスを崩すと大変なことに……。職人さんの鋭い眼差しに見据えられつつ、慎重に動かされていきます。
人の身長ほどもある高い位置を大きな建物が移動していく景色は壮観です。
無事に所定の位置まで到着しました!
実は今回のお引越しは一時的なもの。隣にあるコンクリート製のポンプ施設を解体するために移動しました。
そちらの作業が終わった後、同じようにまた曳家で元の場所まで戻ってきます。