

朝晩の寒さが厳しくなってきました。
昨日も今日も空気が澄んでいて、堤防道路や橋の上など、眺めの良いところから御嶽山や名古屋駅のツインタワーが見えました。冬は寒いですが、空気がきれいで気持ちがいいですね。
先日の18日頃、しし座流星群が見られると言うことで話題になりました。
「新月後ということで、月明かりの影響が少なく見やすい」とも言われていました。
新月伐採という言葉を聴かれた事はあるでしょうか?
樹木の生理活動が太陽と月のリズムによって大きく変化すると言われており、冬季の新月期に伐採し、葉枯れ乾燥(伐採し、枝を残したまま半年程度そのままにします)させた木はその後の建築材として使用しても狂いが無く、良いとされています。
最近は人工乾燥機が普及し、その上、工期が少ないため人工乾燥材に頼りがちですが、人工乾燥材に比べ自然乾燥材は、強度も強いと言われています。
当社もできる限り天然乾燥を目指しています。そのお陰?で、広い工場も狭く感じられるほどです。

紅葉の季節になりました。京都では週末になると観光客でいっぱいです。
この時期に、浄土宗総本山の知恩院でお仕事ができることは、ありがたい限りです。
これまで御影堂に対座する納骨堂新築や茶室の白寿庵再建など、ご用達をいただいています。
知恩院と言えば、この山門が有名です。この時期は一般公開が行なわれていました。写真からもお判りのとおり、とても大きな山門です。
観光シーズンにあわせ、京都のお寺ではライトアップや秘蔵の公開などが、行なわれています。知恩院でも山門の公開やライトアップが行なわれます。
今回のお仕事は大変地味な作業で、境内の仮設廊下の撤去作業です。
境内の集会堂の改修に伴う仮設廊下です。仮設廊下と言えども何年も活躍した建物で、良材でしっかりと造られた廊下です。
屋根材の垂木と野地板をとめるために釘が使われていますが、それ以外は仕口や継ぎ手を利用した組み合わせです。
再建できるように番付をつけながら解体しています。
観光客を横目で見ながらの仕事は複雑です。羨ましい限りですが、ありがたく仕事に専念いたします。

10月25日の中日新聞にこんな記事が掲載されました。
「子どもの教室での立ち歩きや、引きこもりなどの異常行動が、化学物質を原因とする可能性があるとして、環境省は来年度、両親や子ども30万人を対象とした調査に乗り出す。 ・・・・・・一部略・・・・・・・
自分の感情や行動を抑制できず、病院で『人間関係の取り方に問題がある』と診断される児童は昭和50年代から年々増加。こうした障害は遺伝的要因だけでなく、胎児のころから接する化学物質が神経の発達に影響を与えている可能性があると研究者から指摘されていた。・・・・・・以下略 」
記事では子どもを13年間にわたり調査し、その後5年間で分析するとしています。その結果、子どもの症状と化学物質に明確な相関関係が認められた場合、大気、水、土壌について規制を強化するとしています。20年もの先になります。
建築資材においては昭和40年代から、化学物質を含む新建材が多用されるようになりました。
子どものアトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー性疾患は、遺伝的因子よりも環境的因子が大きく関与しているとも言われています。
なぜ大人より子どもたちに影響が大きくでるのか?それは体の発達の違いです。
子どもの体は十分に発達していません。代謝機能や生殖機能などが発達の途上にあります。お酒は20歳にならないと飲んではならないとされているのは、アルコールを分解する機能が、十分に発達していないからです。
また、体重当たりに呼吸する空気の量や摂取する飲食物の量は、大人より子どものほうが数倍多いのです。そのため体への影響は子どもの方が出やすくなります。
乳児は床の上をハイハイします。床材に新建材を使用している場合は、化学物質の影響を受けやすくなります。
世界的に子どもに与える玩具や乳児製品に対しては、特定の化学物質を含む製品の規制や自粛が進んでいます。しかし、住宅建材に関する規制は、子ども目線に至っていません。
20年先ではなく、今の子どもやこれから生まれる子どものために、住まいづくりを考えないといけないと思います。
私たち、「チルチンびと」地域主義工務店の会は、近畿大学医学部の東賢一先生を顧問に迎え、このような化学物質の問題を勉強しています。
長文乱文失礼しました。

10月も半ばとなり、朝晩は寒さを感じるようになりました。
弊社の周りには、畑や田んぼがたくさんあります。と言うより、畑や田の中に我が社があります。
この季節、田では稲が実り、頭を垂れています。黄金色した田は美しい限りです。畑は主に柿、当地は富有柿の産地です。徐々に色づき始めました。今年も美味しい富有柿ができるようです。
稲刈りも始まり、車での走行中、窓を開けていますと、草の香りがして懐かしい想いや記憶が蘇ってきたり、すがすがしい気持ちになります。昔は刈った稲を乾燥させるために、「はざかけ」をしたものですが、最近では見られなくなりました。
昔は畳床に稲藁を使いました。感触がよく丈夫で復元力に優れています。従来の開放的な住宅には良いですが、高気密住宅では保湿性能の高さが、ダニの生育環境に適してしまいます。
最近では、藁を使わない建材畳が主流になっています。
弊社が取り組んでいる、「流通経路の明らかな自然素材の家」を確立するためには、『畳』や『畳床』の素材や流通経路も大事な要素となります。
稲藁のみで作った畳床は、確かに自然です。しかし、自然であるが故に、細かな虫が生息していたり、それが原因でかゆみ等の不快感が生じます。
また、高気密だけを求めると、ダニの生育環境を作ることになります。
自然な藁床を使用するには、住まいづくりから考えていかなければなりません。
稲刈り風景を眺め、懐かしさを感じながらもこんなことを考えてしまいました。

近頃は自然素材住宅ブームですが、その程度は様々です。
無垢材であれば何でもいいの?木材だけ無垢材を使えば自然素材住宅?今流行の珪藻土はどんなものでも体にいいの?隠れてしまう断熱材は自然素材で施工できるの?F☆☆☆☆(フォースター)の建材なら本当に大丈夫なの?など、疑問や不安はたくさんあると思います。
白木建設は、真の自然素材住宅を目指しています。
①木材は産地の確かな地域材を使用します。
外国材でも良い木材はたくさんあります。合法伐採の良い材でも、輸入される際、検 疫のために多量の防虫剤等が散布されています。また、東南アジアでは未だに不法伐採が行われているようです。
このような意味から、流通経路(トレサビリティ)の確かな国内(地域)材を使用することは、人体や環境に最も配慮したことだと考えます。
②仕上げ材は成分の明らかな自然素材を使用します。
MSDSという言葉をご存知でしょうか?「化学物質等安全シート」のことですが、建材や接着剤に含まれる成分やその危険有害性について記載されたものです。製造会社や販売会社が公表しているものです。
白木建設では、MSDSを確認し、体に影響が無いものを薦めています。
ちなみに、白木建設の標準的内装仕様は、
床:桧30mm(東濃桧)
壁・天井:[板張りの場合]長良杉、[塗り壁の場合]霧島壁(火山灰珪藻土)
他に、断熱材は羊毛又はパーフェクトバリア、基礎パッキンはステンレス製、アルミサッシ廻りの枠は桧材、木製建具は杉板張り又は和紙張り です。
③職人さんは地域の方々にお願いします。
経済状況の厳しい昨今、地域の皆様に支えられている工務店が地域のために出来ることには限度があります。その中で出来ることは、地域の職人さんに仕事をお願いすることだと考えます。当然、仕事の資質や技量を備えていることは言うまでもありません。
地域の材料を使用し、建材や既製品に頼らず、職人の手による家づくりをすることは、住まい手(施主様)の健康や家族環境に良いことはもちろん、作り手(施工者)の健康や地域経済の発展に寄与すると、私たちは考えます。
このような考えのもと、白木建設は「チルチンびと」地域主義工務店の会に加入しています。
9月9~10日にも同工務店の会の研修会があり、長期住宅先導的モデル事業や在来木造住宅の環境報告など、研修して参りました。

8月27日(木)に社員と協力業者さん、合わせて42名で京都市内にある“彩工房”さまへ
チルチン仕様のモデルハウス見学→
超長期住宅先導的モデル事業 200年住宅「鞍馬口の家」施工現場の見学→
森本社長の講演と、勉強会を行いました。
(雑誌『チルチンびと』にもたびたび登場していますよ。)
先を見据え、新しい事に挑戦していく、バイタリティーあふれる社長さんでした。
勉強になることばっかりで、いろいろな事をいっぱい吸収してきました。
森本社長はじめ、彩工房のみなさま、ありがとうございましたσ(^^)!!
研修会の様子など写真におさめようと思っていたのですが、その事を岐阜へ戻ってきてから気がつきました。
つい夢中になっていたもので・・・


紙巻作業。
化粧柱や化粧梁など、完成後に見える木材には紙を巻きます。
それは、工事中、傷や手垢がつかないように、また日焼けしないことを目的としています。
今回はこの紙巻作業について、ご紹介いたします。
使用材料:ふのり (海の岩などでとれます)
昔ながらのやり方で、ふのりを使います。
煮立たせること約3時間。
ふのりと水からできた、天然素材の糊が出来上がりました。
そして、いよいよ作業開始です。
始めに白木専用のワックスを塗り、刷毛でふのりを塗っていきます。
その上から紙を巻いていきます。
まず、一本出来上がりです!
この作業を、一本一本繰り返します。
地道な作業ですが、お施主様の大切な家の化粧材ですので、気合が入ります∟(^∧^)」
一般的には既製品のシール式の養生紙が使用されています(建築現場で「大安吉日」とか赤字で書かれた紙が柱に巻かれていますよね)が、当社では今も変わらず自家製糊でしっかり養生しています。
既製品と違い、どんな大きな木材にも対応できますし、剥がすとき柱に糊あとが残りません。何よりも体にやさしいことが一番です。

チルチンびと地域主義工務店の会にて栃木県に研修に行ってきました。
チルチンびとが提案する住宅に共感した、工務店や設計事務所の仕事を
見る事で、会全体のレベルアップができるよう、定期的に研修を行っています。

写真はチルチンびと51号に掲載された独楽蔵さん設計の住宅です。
森の中にある、クライミングウォールが印象的な住宅です。
ご主人様の住宅への満足感あふれるお話も印象的であり、
アウトドア好きのご家族によく似合った住宅となっていました。
当社でも、このようにお客様に似合った住宅を、ご提案していいきたいと
決意を新たにした研修となりました。