TOP > スタッフダイアリー > 当社が国産の無垢材にこだわる訳

最近は、自然素材・無垢材ブームです。
多くの建築業者や工務店が、本物の家をアピールしていますが、その材料の流通経路(トレーサビリティ)やMSDS(化学物質安全性データシート)について、追求したりこだわっている工務店は少ないと思います。
住宅の建築に使用される材木は、大きく分けて柱や梁などの構造材と、仕上げの床材、天井材などの造作材に分けられます。
一般的に地域の工務店では、構造材については大方、無垢材を使用しています。
一方、大手住宅メーカーでは柱や梁などに、小さい材を重ね合わせた積層材を使用しています。例えば、12センチ角の柱の場合、3センチ×12センチの材を4本接着加工することで12センチ角の柱ができます。耐力実験では、無垢材よりも強度があるとされています。しかし、雨降りでの建て前など建築中に濡れた積層材の強度は、数値どおりではありません。
構造材で主に使用される材は、柱は桧、梁や桁は米松又は杉です。構造材では主に米松が外材として使われています。
一方、造作材では多くの外材が使われています。
床材(フローリング)では、タモ、カリン、チーク、オーク、パインなどを聞かれたことがあると思います。
壁・天井材では、パイン、米つが、米松、米ヒバ、ラワンなどが使用されます。
これらの外材は、木の性質から床材に適していたり、家具材に適していたり、用途に合わせ適材適所に使用すれば、良い材料だと思います。では、何故当社では進んで使用しないのか。それは、2つの理由に大別されます。
1つは、輸入される際、どれほどの薬剤が使用されているか不明なことです。
海外からの害虫駆除のため、自国において成分不明の薬剤が散布されていますし、船便の船内でも散布されていると言われています。丸太であれば、製材後の製品には影響が少ないと思われますが、フローリング材など輸入製品をそのまま仕上げに使用する材料は、私たちが直接手に触れるものです。
外材の製品は、その多くが中国で加工されています。ですから、フィリピンで伐採された木が、中国で加工製品された場合、それぞれで薬剤が使用されていると考えられます。
もう1つは、海外では不法伐採が今なお横行しているとこです。いわゆる途上国では、その3~4割が不法伐採だとも言われています。無計画な森林破壊であるばかりでなく、商品価値自体を自ら下げる行為です。
不法伐採という言葉から、山賊?のようなグループがゲリラ的に不法侵入して伐採するイメージがありますが、最近多いのは、官製不法伐採だそうです。いわゆる、賄賂の授受があり、官と民が結託した上での不法伐採です。
このような理由から、当社では国産の可能な限り県産の材料を使用しています。これらの国産(県産)材は、産地表示や適法伐採の証明があります。
昭和40年代から合板と呼ばれる建材が流通しました。当時は接着剤に関する規制も少なく、結果として人体に少なからぬ影響を与えました。ある建材商社の方の談話では、「平成の始め頃までは、コンパネ(合板)が積んである倉庫に入ると、目がチカチカしたもんです。今思うと恐ろしいですね。」
今使用されている外材や外国製無垢製品が、合板と同じ道をたどらないと言う保証はありません。