TOP > スタッフダイアリー > 子どもの異常行動と化学物質

10月25日の中日新聞にこんな記事が掲載されました。
「子どもの教室での立ち歩きや、引きこもりなどの異常行動が、化学物質を原因とする可能性があるとして、環境省は来年度、両親や子ども30万人を対象とした調査に乗り出す。 ・・・・・・一部略・・・・・・・
自分の感情や行動を抑制できず、病院で『人間関係の取り方に問題がある』と診断される児童は昭和50年代から年々増加。こうした障害は遺伝的要因だけでなく、胎児のころから接する化学物質が神経の発達に影響を与えている可能性があると研究者から指摘されていた。・・・・・・以下略 」
記事では子どもを13年間にわたり調査し、その後5年間で分析するとしています。その結果、子どもの症状と化学物質に明確な相関関係が認められた場合、大気、水、土壌について規制を強化するとしています。20年もの先になります。
建築資材においては昭和40年代から、化学物質を含む新建材が多用されるようになりました。
子どものアトピー性皮膚炎やぜんそくなどのアレルギー性疾患は、遺伝的因子よりも環境的因子が大きく関与しているとも言われています。
なぜ大人より子どもたちに影響が大きくでるのか?それは体の発達の違いです。
子どもの体は十分に発達していません。代謝機能や生殖機能などが発達の途上にあります。お酒は20歳にならないと飲んではならないとされているのは、アルコールを分解する機能が、十分に発達していないからです。
また、体重当たりに呼吸する空気の量や摂取する飲食物の量は、大人より子どものほうが数倍多いのです。そのため体への影響は子どもの方が出やすくなります。
乳児は床の上をハイハイします。床材に新建材を使用している場合は、化学物質の影響を受けやすくなります。
世界的に子どもに与える玩具や乳児製品に対しては、特定の化学物質を含む製品の規制や自粛が進んでいます。しかし、住宅建材に関する規制は、子ども目線に至っていません。
20年先ではなく、今の子どもやこれから生まれる子どものために、住まいづくりを考えないといけないと思います。
私たち、「チルチンびと」地域主義工務店の会は、近畿大学医学部の東賢一先生を顧問に迎え、このような化学物質の問題を勉強しています。
長文乱文失礼しました。