
10月も半ばとなり、朝晩は寒さを感じるようになりました。
弊社の周りには、畑や田んぼがたくさんあります。と言うより、畑や田の中に我が社があります。
この季節、田では稲が実り、頭を垂れています。黄金色した田は美しい限りです。畑は主に柿、当地は富有柿の産地です。徐々に色づき始めました。今年も美味しい富有柿ができるようです。
稲刈りも始まり、車での走行中、窓を開けていますと、草の香りがして懐かしい想いや記憶が蘇ってきたり、すがすがしい気持ちになります。昔は刈った稲を乾燥させるために、「はざかけ」をしたものですが、最近では見られなくなりました。
昔は畳床に稲藁を使いました。感触がよく丈夫で復元力に優れています。従来の開放的な住宅には良いですが、高気密住宅では保湿性能の高さが、ダニの生育環境に適してしまいます。
最近では、藁を使わない建材畳が主流になっています。
弊社が取り組んでいる、「流通経路の明らかな自然素材の家」を確立するためには、『畳』や『畳床』の素材や流通経路も大事な要素となります。
稲藁のみで作った畳床は、確かに自然です。しかし、自然であるが故に、細かな虫が生息していたり、それが原因でかゆみ等の不快感が生じます。
また、高気密だけを求めると、ダニの生育環境を作ることになります。
自然な藁床を使用するには、住まいづくりから考えていかなければなりません。
稲刈り風景を眺め、懐かしさを感じながらもこんなことを考えてしまいました。