白木建設株式会社


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島根・松江城

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DATE
2014.04.08

先日、安全協力会の総会を兼ねた親睦旅行で、島根の出雲大社へ行ってまいりました。

道中、松江城を見学。国の重文でもあり、威風堂々、満開の桜を従えていました。


1611年竣工の松江城。工事期間は5年。長いと思いますか?私はとても短いと感じました。
当時の工法を考えると、とんでもない程、多くの人々の従事があったと思われます。
柱はすべて松、多くは寄木(現在で言う積層)でした。今で言う積層材の概念が当時あったことに驚きました。

 

天守閣からの眺めは気持ちの良いものです。
そんなな中、岐阜地域では見られないものを発見。

解り難いと思いますが、屋根の谷樋部分です。
一般的に谷樋には銅版やステンレス鋼板で納めますが、松江城では瓦を使用していました。

協力会業者さんである瓦屋さんに伺うと、中国地方の寺院で見られる工法であるとか。
やはり、餅屋は餅屋です。
ちなみに、この谷瓦、一枚がおよそ2尺(60cm)程あるのではないかとのこと。
見え掛かりは15~20cmと推測されるので、3倍以上の被りがあるようです。

 

石積み、とても素晴らしいです。
先人・先輩の、知恵と技術はとても偉大なものだと改めて感じました。